ASIFA 65周年記念「アニメーション作家たちによる平和へのメッセージ」

京都芸術大学とASIFA-JAPANによる上映会 + トークイベント
日時:2025年 9月28日(日)11時 − 17時
会場:京都芸術大学 東京・外苑キャンパス 101・102教室

第2部:国内作家たちの作品上映

13:00〜14:00
司会進行: 大西宏志

戦争のつくりかた
『戦争のつくりかた』
発起人・企画:丹下紘希
総合監督:関根光才  
プロデューサー:高橋聡・半田昌志・安江沙希子・杉浦戦・東沢由紀
アニメーション監督:木下麦・YKBX・梅村晴香・佐藤美代・キューライス・いのうえこうじろう・ 田村香織・外山光男・トヨムラカオリ・円香・コヤナギタカエ・ショウダユキヒロ・城井文・ 丹下紘希・浦上悠平・ ZUMI・最後の手段・くろやなぎてっぺい・横田光隆・Akinori Okada・ 奥下和彦・冠木佐和子・有吉達宏・武隈善子・武隈楓子・OHRYS BIRD・上甲トモヨシ・一瀬皓コ
編集:水谷明希  サウンドデザイン:太田昌孝  整音:村井宏志  音楽:世武裕子
ナレーション:松本まりか  
原作:りぼん・ぷろじぇくと 『戦争のつくりかた』(マガジンハウス)
翻訳:Adam Goodwin  原作イラスト:井上ヤスミチ

2015年 / 7分37秒

多くの国が戦争へと近づいている現代。わたしたちの国も例外ではないかもしれない。あえて、国家がいかにひとびとを戦争へと導いていくかという、「戦争のつくりかた」を紐解くことによって、「平和のつくりかた」を知る。多くのアニメーション作家が、バトンを渡すようにひとつの物語を紡いでいく、リレー形式の短編アニメーション。

≅ NOddIN
旅メーション No.9
『旅メーション No.9』 
監督: 大西宏志
2016年 4分48秒

イジー・トルンカの『手/ The Hand』へのオマージュ。『手/ The Hand』が発表された年は私が生まれた年でもあります。

©ONISHI Hiroshi, 2016
野ばら
『野ばら』 
監督: 髙橋克雄
原作:小川未明  作曲:林 千尋   朗読:七尾伶子
製作:東京中央プロダクション・庄司洵
作品提供:髙橋克雄著作権事務所

1977年 19分

『野ばら』には、長崎の原爆で家族を失った髙橋克雄の魂が込められている。文化庁芸術祭優秀賞、文部大臣賞、バルナ国際赤十字映画祭、レオニード・モギー賞など国内外で多くの賞を受賞。インド、テヘラン、イタリア、スイス他、多くの国際映画祭を巡り、スペインでは「20世紀に記録されるべきアニメ100選」、日本では厚生労働省「戦後半世紀推薦文化財100選」「文化庁メディア100選」に記録される。製作から半世紀以上を経た現在も、その愛と平和へのメッセージは褪せず、戦争の虚しさを世界へ伝える作品である。

© 髙橋克雄著作権事務所
レット・アウト
『レット・アウト』 
監督: 佐藤皇太郎
2012年 00分35秒

原発で作られた電気を使うと、作業員を原子炉へ近付けることになる。 (ちなみに、コンセントのことを英語でアウトレットと言います) 

©2012 Kotaro Sato, Artless Art Studio
Teddy
『Teddy』
監督: 古川タク
音響: 森賢一 音楽: 東儀秀樹

2005年 4分20秒

優しい心の持ち主であるテディベアに姿を託した「NO WAR」アニメーション。湾岸戦争からイラ ク戦争にかけて、はじめてTV画面の中で戦争の現況を見るというまるでゲームの世界のような ショッキングな体験をして思いついたのが、この短篇だ。20年近く過ぎた今のこんな状況を誰が予 想できただろうか?

©TAKUNBOX
陰陽
『陰陽』
監督: エガネバクチアリ ノーバル
2025年 4分40秒

『陰陽』は、中国の「陰陽」の概念に着想を得たイランの昔話をもとにした物語である。
黒(陰)と白(陽)、対照的な二人のキャラクターが共に旅をする様子が描かれている。彼らが砂漠にたどり着いたとき、水を使い果たしてしまった白は、友人である黒に水を求める。しかし黒はそれを拒み、やがて二人の間に緊張が生まれていく。

©Yeganehbakhtiary Nobar, 2023
ピカドン
『ピカドン』
木下蓮三・木下小夜子作品
監督: 木下蓮三
脚本・プロデューサー: 木下小夜子

1978年 9分25秒

1945年8月6日、午前8時15分、人々はその時の太陽の百倍の閃光を "ピカッ"と言い、続いて襲った衝撃波を "ドン" と呼んだ。原爆は今も多くの人々を苦しめ、その恐ろしさは計り知れない。当時の様子をできるだけ正確に再現したこの作品には、不幸な出来事が繰り返されないよう、平和への祈りが凝縮されている。広島の原爆を初めてアニメーションで描いた作品である。 この作品がきっかけとなり、制作から7年後の1985年、第1回広島国際アニメーションフェスティバル(ASIFA公認)が設立され、2020年まで継続開催された。

©Sayoko Kinoshita
大きなゴジラ、小さなゴジラ
『大きなゴジラ、小さなゴジラ』
監督: 西本企良
2023年 3分51秒

核エネルギーの、巨大な力の象徴としての側面の裏には、悲惨な被爆者の現実と、数十万年後まで残るといわれる放射性物質の影響があります。広島、長崎、第五福竜丸、福島と四度の被曝体験をした日本の至る所には、今も小さなゴジラがうごめいているかもしれません。