国際アニメーションデー2023 IN 京都
「IAD 2023 in 京都」は、京都芸術大学 大学院の公開授業として実施します。
コロナ禍を経て、久しぶりに一般公開での開催となります。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
※ 座席は100席程で、授業を受ける学生を優先した上で、学外の皆さまは先着順とさせて頂きます。
公式ポスターをダウンロードできます。
アートワーク:ジョルジュ・シュヴィッツゲベル Georges Schwizgebel (ASIFAスイス支部会員)
京都版デザイン: 大西宏志
日時
2023年11月3日(祝・金)
16:30開場、17:00開演(20:00終了予定)
会場
京都芸術大学 瓜生山キャンパス
人間館地下1階 映像ホール
〒606-8271
京都市左京区北白川瓜生山2-116
京都造形芸術大学 瓜生山キャンパスへのアクセスは、下記ホームページをご覧ください。
瓜生山キャンパス:https://www.kyoto-art.ac.jp/info/about/access/
プログラム(予定)
木下蓮三・木下小夜子 特集: 作品上映と展示
プログラム企画・制作:大西宏志 アジアで初めて、アニメーションに特化した国際映画祭「広島国際アニメーションフェスティバル」(1985-2020)を設立し、ASIFA公認はもとより、アカデミー賞やアニー賞の公認映画祭となるまでに育て上げた故・木下蓮三と木下小夜子は、彼ら自身が才能溢れるフィルムメーカーでもあります。二人の作品はいずれも芸術性が高く、ユーモアと実験精神そして歴史や社会に対する批評が重層的に織り込まれているのが特徴で、いずれの作品も観る者に問いを投げ掛け、問いと向かい合い考えることを求めてきます。それは彼ら自身が創作活動を通じて自らに課した課題でもあります。
今回の特集では、こうした二人の作品を三つの切り口から紹介します。第1部では、バラエティ番組やテレビコマーシャル等、クライアントの依頼を受けて制作した作品。第2部では、映画を作ることで「日本人」であることと向き合い考えた作品。そして第3部では、彼らの創作の原動力である「命」を尊び「平和」を希求する心から生まれた作品を上映します。また、第3部では、広島ホームテレビが1998年8月6日に放送した蓮三の業績を振り返る番組からの抜粋も紹介します。
これらの上映に加えて、蓮三が自身の子供時代の思い出を病床で描いたイラストレーションや、1972年のニューヨーク国際アニメーションフェスティバルで『MADE IN JAPAN』がグランプリを受賞した際のトロフィーなどの展示も行います。
17:00〜17:05 : イントロダクション(大西宏志)
17:05〜17:45 : 第1部「クライアントワーク」
『ゲバゲバ笑タイム』(1986年、28分)より抜粋(10分)『カリキュラマシーン』(1974〜1976年、日本テレビ放映)より抜粋(12分)
『CMセレクション』(12分50秒)
17:45〜18:20 : 第2部「日本を考える」
『いったい奴は何者だ?』(1971年、3分40秒)『MADE IN JAPAN』(1972年、9分)
『琉球王国 - MADE IN OKINAWA』(2004年、17分43秒)
<休憩、展示鑑賞> (15分)
18:35〜20:00 : 第3部「平和への思い」
広島ホームテレビ 1998年8月6日放送「西田篤史のテレビランド」から「8.6 特集 RENZOの残したもの」より抜粋(20分)
「第18回広島国際アニメーションフェスティバル - HIROSHIMA 2020 オープニングタイトル」
(00分45秒)
『最後の空襲 くまがや』(1993年、28分51秒、埼玉県平和資料館常設上映)
『無想』(1988年、2分)
解説とQ&A: 木下蓮三・小夜子について、展示作品について(長尾真紀子)
入場料金
入場無料
協力
スタジオロータス
助成
科学研究費「オーラル・ヒストリー 芸術運動としての広島国際アニメーションフェスティバル研究」
(課題番号 22K00263)
問い合わせ
京都芸術大学 大学院 大西宏志
onihiro@kua.kyoto-art.ac.jp