ASIFA-JAPAN 会員情報

小野 耕世 Kosei Ono

小野 耕世

映画マンガ評論家 / 国士舘大学21世紀アジア学部客員教授、日本マンガ学会理事
ASIFA JAPANおよび日本漫画家協会、日本SF作家クラブ会員

略歴

東京生まれ。
1963年国際基督教大学人文科学科卒業。
1963-1974 NHK教育局および国際局でラジオとテレビ番組の製作にたずさわった後、
映画・アニメーション・コミックスの評論・研究家として独立。

1970年に来日したカナダのノーマン・マクラレンにインタビューした(それは最初の著書「バットマンになりたい」(1974刊に収録))のを皮切りに、世界の多くのアニメーション作家たちと語るようになり、それは「世界のアニメーション作家たち」(2006)という本にまとめられた。カレル・ゼマン、ポール・グリモー、ルネ・ラルーなどを含む15人の世界のアニメーターたちとのインタビュー集である。

1980年代には中国の上海アニメーション・スタジオに何度も通い、中国アニメの父、万籟鳴などに取材し、それは「中国のアニメーション」(1986)という本になった。このテーマに関するいまなお世界で唯一の単行本である。

著書として「ドナルド・ダックの世界像」(1983)など海外コミックスについての研究書や、アート・スピーゲルマンの「マウス」とジョー・サッコの「パレスチナ」など、多くの海外コミックスを日本に翻訳・紹介してきており、その活動により2006年、手塚治虫文化賞特別賞を受賞。
2012年の第14回広島国際アニメーションフェスティバルでは国際審査委員長を勤めた。

映画マンガ評論家。日本マンガ学会理事、国士舘大学21世紀アジア学部客員教授、
ASIFA JAPANおよび日本漫画家協会、日本SF作家クラブ会員。
熱気球パイロットでもある。