IN京都

上映「世界のアニメーション - 広島国際アニメーションフェスティバル受賞作から」

11月9日(金) 18:00〜


(1) ジョン・アンド・カレン
監督:マシュー・ウォーカー  2007 / 3’30” / イギリス
第12回大会 優秀賞


喧嘩の後、ペンギンのカレンに謝るホッキョクグマのジョン。
紅茶を飲みビスケットを食べる。


(2) ミル
監督:ペトラ・フリーマン  1992 / 8’00” / イギリス
第4回大会 デビュー賞


この自伝的作品の中で、主人公は想像力と記憶から生まれたイメージに出会う。カメラの下に置いたガラス板に直接描きながら作った作品。


(3) ビデオゲーム・ア・ループ・エクスペリメント
監督:ドナト・サンソーネ  2009 / 1’22” / イタリア
第13回大会 木下蓮三賞

Videogiocoはナンセンスでグロテスクなストーリーだ。

こぶしと割られた頭から始まる・・・


(4) トラム
監督:ミカエラ・パヴラトヴァ 2012 / 7’18” / チェコ、フランス
第14回大会 国際審査委員特別賞


市電の女性車掌の単調な日常業務。毎朝、物静かで、やぼったい、無表情な、よく似た男たちが次々と通勤電車に乗り込んでくる。ところがある日、電車の揺れと道路の振動、自動改札機に差し込む切符のリズムに、車掌は興奮し始め、車体は官能に満ちていく。彼女の欲望が、シュールでエロティックなファンタジーへと誘う...そして、彼女は乗客の大きく紅潮したペニスに乗っていく。ミュージックマエストロ!


(5) オープニングタイトル「MTVトップオブジャパン」
監督:寺井弘典 1995 / 0’49” / 日本
第6回大会 優秀賞


MTV TOP OF JAPAN (邦楽専門番組)のパッケージング用映像。将来、東京の少年少女達は進化して彼等だけの世界を作ってゆく。例えば、対戦ゲームが進化して、対人用のゲーム・インターフェイスで戦い合う。彼等はたくましく未来の東京で生きていく。


(6) ヘッド・オーバー・ヒールズ
監督:ティモシー・レカート  2012 / 10’18” / イギリス
第14回大会 観客賞


長年連れ添った夫婦の心は次第に離れていった。夫は床で生活し、妻は天井での生活を送る日々...二人の結婚生活は不安定な状態のまま。


(7) ラヴァトリー・ラヴストーリー
監督:コンスタンティン・ブロンジット 2007 / 9’39” / ロシア
第12回 優秀賞


恋はいつも突然やって来る。仕事中に恋が芽生えても不思議ではない。たとえそれが予期せぬ場所で起こったとしても。


(8) ダイバーズ・イン・ザ・レイン
監督:プリット・ピャルン、オルガ・ピャルン  2010 / 23’19” / エストニア
第13回大会 ヒロシマ賞

デイタイムダイバーと夜間歯科医の物語。
彼らのキスはいつもお別れのキス。彼はダイバーとして日中海に潜り、 一方彼女は昼間は疲れて眠らなければならない。しかし、夢の中にも心休まる場所はない。大きな船が雨の中、ゆっくりと沈もうとしている。 二人の関係が終わりに近づいていることに誰も気づかない。


(9) ユル アンド ザ スネーク
監督:ガブリエル アレル  2015 / 12’38” / フランス
第16回大会 デビュー賞

13歳の少年ユルは、兄のディノに連れられて、荒くれ者のマイクとの取引きに向かう。マイクはアルゼンティン産の闘犬マスティフを連れていた。事態が思わしくなくなったとき、不思議なヘビが現れる。


(10) ザ スリープウォーカー
監督:テオドル ウシェフ  2015 / 4’19” / カナダ
第16回大会 優秀賞

腰には影をおき
娘はバルコニーで夢を見る[...]
ジプシーの月の下で
物みな娘を見つめているが
娘にはそれらを見ることができない
フェデリコ ガルシア ロルカの詩、『ロマンス・ソナンブロ(夢遊病者のロマンセ)』に触発された色彩とフォルムをめぐるシュールな旅。幻想的な夢と情熱的な夜のリズムによる映像詩。


(11) アモング ザ ブラックウェーヴズ
監督:アンナ ブダノヴァ  2016 / 11’10” / ロシア
第16回大会 ヒロシマ賞

スカンジナヴィアのある海辺の土地の古い伝説に基づいた作品。溺れ死んだ人々の魂が海の生き物へと姿を変えると言われている。