IN京都

上映 「世界のアニメーション - 広島国際アニメーションフェスティバル受賞作から」

10月20日(金) 18:00〜


(1) 布団
監督:水尻自子 2012 / 6:02 / 日本
第14回大会 HIROSHIMA 2012 木下蓮三賞

布団の中に入り、頭に浮かぶ記憶、想像する此れの先、思い起こす感覚、染みついた性、何もかも一緒に気持ちよくとろけていく。布団の中で、身体が感覚を求めて彷徨う。


(2) コピー・ショップ
監督:ヴァージル・ヴィドリッヒ 2001 / 11:33 / オーストリア
第9回大会 HIROSHIMA 2002 優秀賞

男(アルフレッド・ケイガー)は目を覚まし、髪をセットし、いつものように仕事にでかける。仕事場に着いた後、彼は自分の手を(彼自身の存在も一緒に)コピーしてしまい、世界は混乱へとむかう...


(3) フランツ・カフカ
監督: ピヨトル・ドゥマラ 1991 / 18:00 / ポーランド
第4回大会 HIROSHIMA'92
カテゴリーG(上映時間が15分~30分以内の作品)第1位

フランツ・カフカの著書「日記」を中心に彼の小説や手紙にヒントを得た作品。その芸術性、幼年期や少年の頃の目を通してみた世界、性への目覚めや成長期、そして完全に孤立するまでの彼の実生活を表現しようと試みた。カフカの小説の登場人物、彼の家庭生活の場面や夢の世界を見せる。


(4) ア・リトル・ファーザー 
監督:フランソワーマルク・バイエ  2007 / 2:00 / フランス
第12回大会 HIROAHIMA 2008 ルネ・ラルー賞

想像力によって描かれる食物連鎖。


(5) バランス
監督:ヴォルフガング&クリストフ・ロウェンシュタイン 
1989 / 7:40 / ドイツ
第3回大会 HIROSHIMA'90
カテゴリーF(上映時間が5分~15分以内の作品)第1位

5人の男たちが宙を漂う台の上を動いている。その台のバランスを保つには全ての男たちがその台にかける重量を均等にしなければならないが。


(6) ジ エンプロイメント
監督:サンティアゴ "ブー" グラッソ 2008 / 6:19 / アルゼンチン
第13回大会 HIROSHIMA 2010 観客賞

あたりまえのように人間がモノのように扱われる世界に暮らす、ある男のいつもの勤務。


(7) つみきのいえ
監督:加藤久仁生 2008 / 12:08 / 日本
第12回大会 HIROSHIMA 2008 ヒロシマ賞

まるで「積み木」のような家。 海面が、どんどんあがってくるので、 家を上へ上へと「建て増し」続けてきました。 そんな家に住んでいるおじいさんの、家族との思い出の物語。


(8) ザ・メモリーズ・オブ・ドッグズ
監督:シモーネ・マッシ  2006 / 8’02” / イタリア
第11回大会 HIROSHIMA 2006 木下蓮三賞

岩壁に頬をこすりつけ、僕は壁の裂け目から外を見る。


(9) フラックス
監督:クリス・ヒントン  2002 / 7’40” / カナダ
第9回大会 HIROSHIMA 2002 国際審査委員特別賞

人生、エントロピー、そして、とどまることのない時の流れの中で、 ある一家族の二世代にわたる平凡なやりとりや出来事と自然の摂理を描く一風変わった作品。


(10) スクリーン・プレイ
監督:バリー・J.・C.・パーヴス  1992 / 11’10” / イギリス
第5回大会 HIROSHIMA '94
カテゴリーF(上映時間が5分〜15分以内の作品)第1位

ドラマチックな青春時代の思い出にしだいに耽溺していく 老いた日本人男性を多重構造で描く作品。