IN東京

 

ASIFA-JAPAN作品集 Vol.3



11月4日(祝・月) 11:00 ~12:30

ASIFA-JAPAN会員の作家たちによる短編アニメーション。
1978年から2013年までの9作品。


(1) JAM
監督:水江未来  2009 / 2分48秒

音が一つ増えると、生物が1種類増える。
段々、音の数は膨大になり、生物の種類も膨大になる。やがて世界は混沌となる。
©MIRAI MIZUE http://calf.jp/jp/jia/mizue.html


(2) エンゼル
監督:辻直之  2008 / 6分

彼女は手をあわせて天に願いをかける。
その時彼女の家の真上、空の高い高いところを巨大ななにものかが翼をひろげて飛行している。その背中には背骨にそって山脈があり、山の麓には広い広い森がある。
森の深い深いところでは、大きな目をした三人の頭足人がトランプに似た不思議なカードでゲームに興じている。ゲームの行方は、彼女の願いの成就に強い影響力を持っている…。
©Naoyuki Tsuji


(3) Blessing
監督:若見ありさ  2011 / 1分59秒

すべての子ども達に祝福を。 授かりものである赤ちゃんと出産祝いの戴きものの
コラボレート・アニメーション。
©Arisa Wakami http://www.arisawakami.com/


(4) レット・アウト
監督:佐藤皇太郎  2012 / 00分35秒

原発で作られた電気を使うと、作業員を原子炉へ近付けることになる。
(ちなみに、コンセントのことを英語でアウトレットと言います)
©2012 Kotaro Sato, Artless Art Studio http://www.docca.net/aastudio/


(5) 野ばら
監督:髙橋克雄  1978 / 19分
作品提供:髙橋佳里子

『野ばら』(小川未明 原作)には、原爆で家族を失った髙橋克雄の魂が込められている。 文化庁芸術祭受賞以来、ブルガリア、インド、スペイン、スイス、イタリア、オランダと
多くの国際映画祭を巡り、制作から30年以上たった現在も愛と平和へのメッセージを世界中に伝える作品である。
©髙橋克雄著作権事務所


(6) Stripe Box
監督:森野和馬  1993 / 4分06秒

リアルに傾倒してゆくCGの業界に相反して シンプルな表現を目指して作った作品。
ストライプという幾何学模様の美しさに魅せられ、そのパターンとパターンが重なり生まれる映像美や2次元と3次元を行き来する変わり目の視覚的面白さの表現を追求した作品。
©kazuma morino http://www.stripe.co.jp/2011/home.html


(7) 旅メーション Animated Journey in Bali 2011+
監督:大西宏志  2013 / 5分33秒

旅メーションは、アニメーションによる旅の想い出の整理術。
この作品は、2011年のバリ島旅行で撮った写真と現地の音楽を素材に制作しました。
故相原信洋先生へのオーマージュでもあります。
©ONISHI Hiroshi 2013 http://www.onihiro.net


(8) KUDAN
監督:木村卓  2008 / 9分23秒
プロデューサー: 福本隆司
アニメーション : 山岸宏一        

あるところに会話がうまく持てない父親と息子がいた。そんな父親のもとへ奇妙な仮面が届く。仮面をかぶった父親は別世界に連れていかれ、人面牛身の妖怪「くだん」に変身してしまう。「くだん」となった父親は息子の危機を目撃し、助けようとする。
©IMAGICA


(9) 布団
監督:水尻自子  2012 / 6分02秒

布団の中に入り、頭に浮かぶ記憶、想像する此の先、思い起こす感触、染みついた性、何もかも一緒に気持ちよくとろけていく。布団の中で、身体が感覚を求めて彷徨う。
©Yoriko Mizushiri http://shiripro.com